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太陽電池評価
高温高湿、結露サイクル、温度サイクル試験
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太陽電池モジュールの認証試験規格に適用
-70℃~+150℃、20%~95%RHの範囲で試験が可能です。
高温高湿試験ではパネル最大20枚投入可能な装置を備えております。
参照規格
IEC61215 Ed.2 10.11~13項
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紫外線前処理試験
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紫外線劣化に敏感なモジュール材料及び接着による結合部を特定するための前処理試験です。
280nm~400nmの波長範囲で15kWh・m⁻²の積算照射量が可能。
※全UV(280nm~400nm)に対するUV B(280nm~320nm)の照度比率は3~10%
参照規格
IEC 61646 10.10項
(IEC 61215 CTL Decision sheet (DSH-733)より)
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二次基準太陽電池校正
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【二次基準太陽電池校正の概要】
二次基準太陽電池セル・モジュールの校正は、国際規格 IEC 60904-2、12 項(Calibration of secondary referencedevices against a primary reference cell) にもとづき実施します。
校正条件は標準試験条件(STC)です。校正に使用するソーラシミュレータは、IEC 60904-9 規格において最上級 (等級AAA) のタイプで、放射照度場所むらについては±1%以内で高精度な校正が可能です。
また、AIST(国立研究開発法人 産業技術総合研究所)で校正された一次基準太陽電池セルを始め、全ての計測機器は、国際標準にトレーサブルで高精度なものを使用します。
一次基準太陽電池セルは当社で所有しているものを使用しますが、一次基準太陽電池と二次基準太陽電池との分光感度特性のずれに起因するスペクトルミスマッチについては、IEC 60904-7 規格にもとづき補正を行います。校正証明書には、標準試験条件 (STC)における短絡電流値 (Isc) が不確かさとともに記載されます。また、参考データとして、分光感度特性測定結果とIV 特性測定結果が校正証明書に添付されます。当ラボラトリはISO/IEC 17025(試験所および校正機関の能力に関する一般要求事項)にもとづき校正サービスを運用しており高い品質と測定精度でご提供します
【サービスの特徴】
世界最高レベルの性能測定技術:ラウンドロビンテストで実証
(出力測定の不確かさ:最高測定能力1.8%(95%信頼水準、k=2))
第三者試験機関としての中立性をもったデータ
国家標準にトレース(産業技術総合研究所で校正された一次基準太陽電池によりトレーサビリティ確保)
参照規格
IEC60904-2
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標準試験条件(STC)における性能測定(IV特性)
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【太陽電池モジュール測定サービスの概要】
太陽電池モジュールの性能測定(IV特性の測定)は、IEC60904-1 規格にもとづき実施します。
測定に使用するソーラシミュレータは、右記の通りIEC 60904-9規格において最上級(等級AAA)のタイプで、高精度な測定が可能です。全ての計測機器は、国際標準にトレーサブルで高精度なものを使用します。試験報告書には、最大出力、短絡電流、開放電圧、最大出力動作電流、最大出力動作電圧、フィルファクタ(FF)が記載されます。測定のメニューは、高精度測定、通常測定、簡易測定からなります。結晶シリコン太陽電池モジュールの最高測定能力(最も不確かさの小さな最高条件の値)は右記の通りです。
二次基準太陽電池校正と同等の試験手順を用いて高精度なIV特性測定を実施、最大出力・短絡電流・開放電圧等を算出
【高精度測定】
二次基準太陽電池校正と同等の試験手順を用いて測定を行います。
標準試験条件(STC)における性能測定において、最大出力測定の不確かさ1.8%(k=2、95%信頼水準)を実現し、世界最高クラスの測定精度となります。
測定は国立研究開発法人 産業技術総合研究所で校正された一次基準太陽電池を用いて行います。その際、ソーラシミュレータの分光放射照度測定を行い、一次基準太陽電池と被測定サンプルとのスペクトルミスマッチについて補正を施します。試験中の被測定サンプルの温度は25℃±0.5℃に管理します。
※被測定サンプルの分光感度特性の測定が必須となりますので、分光感度特性測定用セルをご準備ください(裏面参照)。
分光感度特性の測定は、IEC 60904-8規格にもとづき実施します。
【通常測定】
高精度測定と同様に、一次基準太陽電池を用いて測定を行います。
一次基準太陽電池と被測定サンプルとのスペクトルミスマッチ誤差の確認を行い、誤差が±1%以上の場合にのみ補正を施します。試験中の被測定サンプルの温度は25℃±1℃に管理します。
※被測定サンプルの分光感度特性測定が必須となります。
【簡易測定】
分光感度特性測定用セルが入手困難な場合に提供しているサービスです。
基準太陽電池と被測定サンプルとのスペクトルミスマッチ評価は行いません。
測定は二次基準太陽電池を用いて行います。試験中の被測定サンプルの温度は25℃±1℃に管理します。
【サービスの特徴】
世界最高レベルの性能測定技術:ラウンドロビンテストで実証
(出力測定の不確かさ:最高測定能力1.8%(95%信頼水準、k=2))
第三者試験機関としての中立性をもったデータ
国家標準にトレース(産業技術総合研究所で校正された一次基準太陽電池によりトレーサビリティ確保)
参照規格
IEC60904-1 ・ IEC61215-2 4.6項 -
分光感度特性測定
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短絡電流の入射光波長依存性を測定,太陽電池の最大出力を高精度に測定するためには必須
参照規格
IEC60904-8
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EL画像検査
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一定の直流電流を印加し、太陽電池の発光を暗室で撮影致します。
セルのクラックや、インターコネクターの断線、接続不良など非破壊で確認できます。
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太陽光発電所向けモジュール簡易出力診断サービス
発電所に設置されたモジュールについて、ソーラシミュレータによるモジュール単位の簡易出力測定、各種試験を実施します。
- ・出力(IV)測定(簡易測定)
- ・エレクトロルミネセンス(EL)画像撮影,目視検査
- ・湿潤漏れ電流試験
- ・試験レポート発行
- *出力(IV特性)測定のみの実施も可能です
モジュールのクオリティーは収益に大きな影響を与えます。
発電量データでは把握が難しい、年劣化率コンマ数%のモジュール出力低下を検出致します。
- 発電量
- ≠
- モジュール出力
発電量:太陽光発電所が生み出す電力量(kWh)
モジュール出力:太陽電池モジュール単体が生み出す電力(W、kW)


・現時点での出力(=資産価値)をモジュールレベルで正確に把握することができます。
・本診断を定期的に行うことにより、早期に出力劣化の兆候を把握することができます。